8月 18 2022

【派遣社員】【働き方】社員が全員派遣社員なら経営者・事業主もWin-Win？【非正規雇用】【QA0060】

緊急で、もしくは一時的に多大な労働力が必要な際には、
非正規雇用（パート、アルバイト、派遣契約など）には活用の利点があります。

しかし、多くの知識や経験が必要な内容の仕事や、
一朝一夕には身につかないスキルやノウハウなどについては、
非正規雇用者にそれらを受け持たせようとするのは、現実的ではありません。

人材育成には、中長期的視点とそれ相応の時間が必要だからです。
正社員として雇用した場合、従業員側も会社側も中長期的な勤務と雇用を念頭に置いています。
その前提があるからこそ、社員教育・人材育成に時間や資金を掛けられるのです。

会社側だけではなく、従業員側も相応のモチベーションを持って社員教育に取り組むことになります。
会社側は使える人材となって業績アップへの貢献を期待して、
従業員側は正社員としての責任感とキャリアアップを胸に抱いて、ということでしょう。

その結果、重要なノウハウ、業務に不可欠なスキル、幅広い知識の蓄積、
適度の負荷を伴った経験などを吸収・成長していくことが可能です。

これが非正規雇用の者であると、
中長期的な勤務と雇用が会社側も従業員側もお互いに担保されていません。
どちらにも、時間的・資金（経費）的にも
人材教育を施す・受けるキャパシティが少なくなりがちです。

会社側は教育不要で即戦力の人材を求めますし、
従業員側もその会社にいる間にしか使わないスキルや知識の習得に
余計なエネルギーを使う意味を感じません。

働く側のモチベーション維持のためにも、
正社員としての雇用はすることは人材育成の面では圧倒的に有利なのです。

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